PickUp 活用インタビュー

【株式会社ジオスター 様 】社内システムの構築と運用を、出来るだけ自社社員でおこなうためにForgancyの教育サービスを活用!!

社内システムの構築と運用を、出来るだけ自社社員でおこなうためにForgancyの教育サービスを活用!!

株式会社ジオスター 様

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株式会社ジオスター姉歯様


株式会社ジオスター様

情報通信システム部 システム企画課

姉歯 浩平 様

主な事業内容:
コンクリート製品・金属製品の製造販売。
トンネル用部材をはじめとする、道路や河川・水路・港湾などで使用される土木分野向けのプレキャスト製品の製造メーカーです。
次々と特徴のある製品を提供して、社会基盤の整備に大きく貢献しています。

 Forguncyの導入時期と導入理由について教えてください。

Forguncyは2017年に導入しました。
当時、当社ではデータ管理にExcelファイルをメインで使っていましたが、どのファイルのデータが最新か分からなくなってしまうことが課題でした。そのため、Excelで管理していた業務をシステム化することにしました。 様々なローコードツールが候補に挙がりましたが、使用するシステムは可読性の高い、専門家でない社員でも理解しやすいものを採用したいと考え、そのベース言語としてForgancyを選択しました。

なぜ、自社システムの構築と運用を自社でやりたいのですか?

もともとシステムは会社運営の基礎となるもので、そのシステムを構築するのは自社社員を中心に実行したいという強い思いがありました。これは、社員自らが業務の改善や改革を率先して行うことで、その後のシステムの活用や定着を期待してのことです。更にはシステムを十分理解することで、業務の継続的な改善も期待できます。

今回なぜ教育サービスを受けようと思ったのですか?

社内業務のシステム化は一部のソフトウェアパッケージを除き、Forgancyをベースに開発を行っており、その開発のほとんどが開発ベンダー(コネクティル社)に委託・依存している状況です。 今後、これらの開発や改造スピードを向上させたいこと、更にはそもそもの目標であったシステム構築の自社化に向けて、教育サービスを受けました。今後はシステムの改造部分から自社社員で実行して、システム化のスピードを向上させていきたいと考えています。

どんな方が教育サービスを受講されましたか?

システム部のメンバーの他に、Forguncyの開発に携わっている業務部門の担当者や、システムに関心があるメンバーを加えた、全16名で受講しました。それぞれの仕事場から16名がリモートで受講するような形式を取りました。

教育の内容はどういうものでしたか?

まず初めに、何を教材とするかをシステムメンバーで検討し、今後社内で必要となりうる業務のシステム化を研修の中で作成することにしました。
具体的には社員全員のスキルを管理するシステムです。最初から自分たちで作成するのは難しいと判断し、コネクティル社にて完成版のシステムと開発用の手順書を作成してもらいました。私たちは、その手順書をもとに、受講者が各自でシステムの作成を進めながら、週次ミーティングなどで進捗の確認や質疑応答を行い、つまずいた時にはハンズオンのサポートを受けるという流れでした。

スキルマップ入力システム画面

教育サービスを受講されてみていかがでしたか?

今回の教育がスタートした当初は、個人のスキル差もあってForguncy Builderの操作から苦戦している者もいました。しかし、少し経つとForguncyのコマンドなどが理解できるようになり、受講者も楽しんで取り組んでくれていたように感じました。
受講後の変化としては、Forguncyの理解が深まり、実際に何が実現できるのか、逆にどのようなことが難しいのかが分かるようになりました。また、Forguncyでアプリを作りたいと企画する人が出てきたことも、教育サービスを受けて良かった点だと思います。

教育サービスについて、問題点や改善した方が良い点はありますか?

今回はシステムの作成を軸とした教育内容でしたが、データベースの在り方などの前提知識を、座学でもよいので合わせて提供していただけると、より理解が高まるのではないかと思います。

教育サービス受講後のForguncy開発について今後の展望があればお教えください。

Forguncyでの開発が進んできましたが、まだまだExcelや紙での仕事が多い状況です。システム化を早期に進めたいと考えています。 特に、今回教育を受けたメンバーが率先してシステム化を進め、たくさんの社員を巻き込んで加速していけるのが理想です。そのためには、システム化のリーダーとなりえる高いスキルを持った社員の育成と、更には社員全員にシステム化のスキルを持たせることが必要だと考えており、今後は、このような新しいニーズにあった教育サービスのメニューを広げていって欲しいと思っています。当社は、それらの教育サービスに沿って育成された社員で、システム化のスピードを向上させ業務の効率化が出来ると思っています。

~実際に受講された方の声~

Aさん)指示書を順番通りに進められず、手が止まってしまうことがありました。しかし、週1回のフォロー会でのハンズオンを通じて、作成を進めることができました。受講する中で、処理を動かす際の手順やロジックを考える方法を学び、それを開発者側に提示するスキルも身につけました。
今はまだ、Excelで管理している業務も多く残っているのが現状です。例えば、休暇管理などの簡単なものは、Forguncyによるシステムへの置き換えで作業の効率化が期待できると考えています。

Bさん)私も指示書を順番通り進めることができず、作業が止まってしまっていました。ですが、週1回のフォロー会においてハンズオンでフォローしていただいたため手を動かすことができました。
オンラインだと話すタイミングが分からず、こんな質問をしていいのかなと思ってチャットで聞いてしまうことがあるので、途中からレベル分けをしてもらえばよかったなと思っています。しかし、みんなで受講した結果、メンバー内で質問しあったり、教え合いながらできたのは良かったです。

Cさん) Forguncyを触るのはほとんど初めてでした。システムを作成する際、仕様書に合わせて画面の見た目を作る作業だけを先に進めてしまったので、戻って修正する必要が出てしまいました。テーブル間の関連が分からずに、作業が止まってしまったのが反省点です。普段は開発をベンダーさんにお願いしているので、自分でも作ることで開発側の大変さを理解することができました。自分でも小規模で使える簡単なものを作りたいです。

Dさん)システムを作成する中で、自分で作った処理が思った通りに動くというのが楽しかったです。ログイン情報や画面上などの見える値を使って処理を行う部分は理解しやすかったのですが、画面上に表示されていないものを使う処理は難しく感じました。研修を進めるうちにForguncyのコマンドなどの機能がうまく使えるようになり、段々と楽しくなってきました。
効率化のためにシステム化したい日常業務はたくさんあります。持ち込んだプログラムを添削してもらえるようなサポートがあれば、自分で作ってみたいと思っています。

Eさん)データと画面の連携部分やコマンドに関する仕様など、 Forguncyの独特さに慣れなかったです。
コードを書いてしまえば早いのに…と思っていました。処理を組んだものがどのように動くのか不思議でしたね。指示書にオペレーションの記載があったのですが、画面で必要な機能にどのデータが紐づくのかが分かる資料があると良かったです。キーの連携などは指示書を読み進んでいくと分かってきましたが、事前に説明があるとより理解が深まったと思います。