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リアルタイムにデータを更新!Forguncy(フォーガンシー)の外部データベース連携機能

リアルタイムにデータを更新!Forguncy(フォーガンシー)の外部データベース連携機能

Excel関数もグラフも使えて画面も変更できる、ノンプログラミングWebシステム開発ツール「Forguncy(フォーガンシー)」。

今回は、Forguncyで作成した予実管理システムを例に、外部データベースとシステムのデータ連携についてご紹介します。

↓↓ 前回の記事はこちら ↓↓

Forguncyのデータ連携に「外部データベースとシステムのデータ連携」があります。
使用できるデータベースは「SQL Server」、「Oracle」、「MySQL」です。
データ連携をすると、Forguncyの内部テーブルと外部のデータベース(基幹システム等)をリンクさせ、ビューやテーブルを作成し新たなシステムを構築することが出来ます。

「予実管理システム」を例にとってみます。
予算管理システムは、会社が目標とする予算と実際の結果である実績を比較し、経営目標に対してどの程度進んでいるのか、達成の度合いを確認するシステムです。

通常、実績管理テーブルは基幹システムに、予算管理テーブルはExcel若しくは他のシステムで情報を保持しています。ここでは、以下のように管理をします。

  • 実績管理 を 基幹システム
  • 予算管理 を サブシステム(Forguncy)

このように基幹システムにある「実績管理テーブル」とForguncyの内部テーブルの「予算管理テーブル」をデータ連携させ達成率や差異を算出し自動集計すると、リアルタイムにどの部署からも現状を確認することが可能となります。

今回は、予実管理システムを例に挙げ、SQLサーバーのデータベースとForguncyで「リンクテーブル」、「コピーテーブル」を使用した、外部データベースとの連携をご紹介します。
外部データベースをテーブル化する方法として以下の2つがあります。
順に設定方法をご説明します。

  1. 1.リンクテーブル:修正、フィールドの追加が可能
  2. 修正、フィールドの追加が可能
  3. 2.コピーテーブル:参照のみ
  4. 参照のみ

1.外部データベース読み込み

外部データベースから実績データを読み込み「リンクテーブル」、「コピーテーブル」を作成します。
Forguncyの内部テーブルには、予算テーブルがあるとします。また、リンクテーブル、コピーテーブルは異なるシステムで読み込んでいるものとします。

1.1リンクテーブル

(1)メニューバーから「データ」を選択し「リンクテーブルの作成」をクリックします。

リンクテーブルの作成

(2)「サーバー名」、今回はSQLサーバーを使用するため、「SQLServer認証を使用する」を選択し、「ユーザー名」、「パスワード」、「データベース名の選択又は入力」にテーブル名を設定します。

データソース

(3)ダイアログから、テーブルを指定します。

(a)選択可能なテーブルから「dbo.実績管理」を選択し、「>」ボタンを押します。
(b)選択されたテーブルに「dbo.実績管理」があることを確認し、「OK」ボタンを押します。

ダイアログから、テーブルを指定

(4)「実績管理」というリンクテーブルが作成されました。

「実績管理」というリンクテーブル リンクテーブルのマークです

(5)Forguncyでテーブルを変更すると、元の外部データベースにも反映されています。

(a)Forguncyの実績管理テーブルに21行目を追加します。

実績管理テーブルに21行目を追加

(b)保存ボタンを押下します。

保存ボタンを押下

(c)SQLサーバーにあるテーブルを再度表示すると、追加されています。

SQLサーバーにあるテーブル

1.2コピーテーブル

(1)メニューバーから「作成」を選択し、「テーブル」-「外部テーブルからコピーテーブルを作成」をクリックします。

メニューバーから「作成」を選択

(2)「サーバー名」、今回はSQLサーバーを使用するため、「SQLServer認証を使用する」を選択し、「ユーザー名」、「パスワード」、「データベース名の選択又は入力」にテーブル名を設定します。

データソース

(3)ダイアログから、テーブルを指定します。

(a)選択可能なテーブルから「dbo.実績管理」を選択し、「>」ボタンを押します。

(b)選択されたテーブルに「dbo.実績管理」があることを確認し、「OK」ボタンを押します。

ダイアログから、テーブルを指定

(4)「メッセージダイアログ」と「固有レコード識別子の選択ダイアログ」が表示されます。主キーを選択し、「OK」ボタンを押します。

外部データベースからコピーテーブルを作成中 固有レコード識別子の選択

(5)「実績管理」というリンクテーブルが作成されました。

「実績管理」というリンクテーブル コピーテーブルのマークです

(6)リンクテーブルとは異なり空欄のレコードがありません。その為、レコードの追加は出来ません。

(a)コピーテーブル

コピーテーブル

(b)リンクテーブル

リンクテーブル

(7)フィールドをクリックしてもカーソルは表示されません。

カーソルは表示されません

2.ビューの利用

コピーテーブルを利用して、ビューを作成し「実績収集一覧テーブル」や「予実一覧テーブル」を作成することが出来ます。

2.1実績収集一覧

実績収集一覧

2.2予実一覧

予実一覧

※リンクテーブルでは、ビューを作成することは出来ませんが、ストアドプロシージャを呼び出すことが可能です。

このようにして、2種類の外部テーブルを取り入れることが出来ました。
Forguncyでは、それぞれの特性を生かす事でオリジナルのサブシステムを作成することが可能となります。
他にも、ODBCデータソース接続、csv、Excel、Accessからのデータを取得してテーブルを作成し運用に活用することが出来ます。
ニーズに合わせて適切な情報を適切な形で取得しご活用いただけると思います。