Forguncy(フォーガンシー)で顧客管理システムを作ってみました!(2)
Excel関数もグラフも使えて画面も変更できる、ノンプログラミングWebシステム開発ツール「Forguncy(フォーガンシー)」。
今回は、前回作成した顧客管理システムに絞り込み検索(フィルター)の機能を追加してみます。
↓↓ 前回の記事はこちら ↓↓
顧客一覧ページの上部に検索条件の設定部を作成するため、リストビューを選択してドラッグにより下部に移動します。
検索方法といっても色々な種類があるかと思います。
今回は検索項目を5つほどピックアップし、5つのコンボボックス型セルを設置。
それぞれのコンボボックスのリスト項目は「テーブルからデータを取得」を有効にして、値フィールド/表示フィールドを設定します。
選択項目をクリアできるよう、「未選択項目の追加」にチェックを入れておきます。
コンボボックスが未入力の時は全てが対象であるので、透かし文字に「全て」と入れます。
手入力も可能にするため「選択による入力のみ可」のチェックは外しておきます。
コンボボックスに値が入るとリストビュー表示を絞り込む方法もありますが、今回コンボボックスは条件を指定するだけにして、実際に絞り込み表示を実行するのはボタン型セルの機能とします。
と言うことで、コンボボックスの設定は以上です。
では絞り込み表示を実行するボタン型セルを設置します。
ボタン範囲を選択して「ホーム」タブにある「セル型」から「ボタン」をクリック。簡単ですね。
設置したボタン型セルのコマンドには次のような「クエリー」を設定します。
値は先に設置したコンボボックス型セルの入力値です。
コンボボックスには手入力を可能にしたので、条件は「=(等しい)」ではなく「指定値を含む」にします。
少し体裁を整えて、Builderから「開始」をクリック。
コンボボックスのドロップダウンボタンをクリックすると、対象項目のリストが表示されます。
担当者のコンボボックスに「伊藤」さんを選択して「表示」ボタンをクリックすると、リストビューは「担当者」=「伊藤」であるリストに絞り込まれました。
担当者のコンボボックスを未選択に変更、住所のコンボボックスに手入力で「□□」と入力して「表示」ボタンをクリックすると、住所に「□□」が含まれるリストに絞り込まれました。
以上です。
今回はコンボボックスを使ってリストビューの絞り込み条件を設定するシステムを作成してみました。
ちょっとした業務システムであれば、プログラムを書く必要は全くなく、ノンプログラムでExcel(エクセル)ファイルに設定を付けていくだけで、Webシステム化が完了してしまいます。ちょっと慣れは必要ですが、ある程度使えるようになれば、どんどん業務改善が進められるかもしれませんね!
次回もお楽しみに!