【リストビュー】リストビューにおける計算と集計-Forguncy(フォーガンシー)
リストビューの値を計算・集計する場合、大きく2パターン存在します。
■クライアント側(Webブラウザー上)で計算・集計されるもの
■サーバー側で計算・集計されるもの
それぞれの特徴を活かし、用途によって使い分けることができます。

■クライアント側(Webブラウザー上)で計算・集計されるもの
リストビュー内のセル、もしくはリストビュー外に数式(関数)を直接入力し、値を表示させます。
1、リストビュー内のセルに値を表示させる場合(行方向での計算・集計)
点数が60点未満の場合は”追試あり”、それ以外の場合は空欄を表示させます。
リストビュー内の追試欄(Y12)を配置し、数式「=IF(U12<60,"あり","")」を入力します。

2、リストビューの領域外に値を表示させる場合(列方向での計算・集計)
追試対象者をリストビューの領域外に表示させます。
リストビューの領域外(Y30)セルに、数式「=COUNTIF(Y12,"あり")」を入力します。

■サーバー側で計算・集計されるもの
以下の3種類があります。
・数式フィールド、集計フィールド:テーブルに追加できる、Forguncy内部で保持されるフィールド
※実際のテーブルに新たなフィールドが追加されるわけではありません。
・集計行:リストビューの値を集計し、リストビューの先頭行または最終行に表示させることができる
1、数式フィールド
テーブルのフィールドを数式や関数を使うことで、計算をしたり、文字列の操作を行うことができます。
①ナビゲーションウィンドウのテーブル名を右クリックし、「数式フィールドの追加」を選択します。

②フィールド名、データ型(任意)、数式を入力(選択)します。
※今回は、[姓]フィールドと[名]フィールドの間にスペースを入れて"&"で結合させ、[生徒氏名]フィールドを作成しました。
![[生徒氏名]フィールドを作成した画面](https://forguncy.zait.jp/wp-content/uploads/listview-calculation-totalling5.png)
リストビューにデータ連結させて、アプリケーションを実行してみます。

2、集計フィールド
同じフィールドをまとめる(集計)することができます。
使用できる関数は、以下の5つになります。

①ナビゲーションウィンドウのテーブル名を右クリックし、「集計フィールドの追加」を選択します。

②フィールド名、データ型(任意)、集計関数、対象フィールドを入力(選択)します。
※今回は、各教科の平均点を表示させる「平均」フィールドを作成しました。

リストビューに「教科」「平均」フィールドをデータ連結させて、アプリケーションを実行します。

!注意!
リストビューに集計フィールドを設定すると、そのリストビューは編集できなくなります。
3、集計行
リストビューの先頭行または最終行に表示させることができます。
<集計対象>:通常フィールド、数式フィールド
<集計対象外>:集計フィールド、サブフィールド(日付型フィールドの「年」「月」等)
①リストビューに、集計対象のフィールドをデータ連結させます。
※今回は、個人の総合点を表示させる集計行を設定します。
リストビューを右クリックし、コンテキストメニューから「リストビュー設定」を選択します。

②「外観」タブにある「集計行を表示する」にチェックを入れます。
(先頭行に表示させたい場合は、「先頭行に表示」にもチェックを入れます。)

③集計対象となるセル(点数)を選択し、右ペインのセル型から「集計行の設定」をクリックします。

④「集計行の設定」ダイアログから集計の種類:「合計」を選択します。

また、生徒氏名欄のところに”[総得点]”と表示させます。
③と同様にセル(生徒氏名)を選択し、右ペインのセル型から「集計行の設定」をクリックします。
集計の種類:「なし」、テキスト:「[総得点]」と入力します。
![生徒氏名欄のところに[総得点]と表示させる設定画面](https://forguncy.zait.jp/wp-content/uploads/listview-calculation-totalling15.png)
アプリケーションを実行します。
