【コマンド】繰り返し-Forguncy(フォーガンシー)
また、本記事の内容についてはサンプルアプリのご提供も行っております。
サンプルアプリをご希望の場合はこちらよりご連絡ください。
コマンドを繰り返し実行したい時に使用します。
■コマンドの設定
繰り返す回数は、以下の3パターンから選択できます。
①指定した回数分だけ繰り返し処理を行う
②リストビューの行数に基づいて繰り返し処理を行う
③セル範囲に基づいて繰り返し処理を行う

①指定した回数分だけ繰り返し処理を行う
繰り返す回数を指定します。(固定値または変数)
変数の場合、「変数の設定」コマンドで変数を設定することができます。
今回は、下記の生徒テーブルに登録してある中学1年生をクラステーブルに追加します。
※参考※
中学1年生の生年月日:本年度より13年前の4/2~本年度より12年前の4/1
(本記事では、本年度=2025年度になるため、2012/4/2~2013/4/1生まれが対象年齢になります)


繰り返す回数を「変数の設定」コマンドで設定します。
今回は、生徒テーブルに在籍する中学1年生の[生徒番号]を取得します。

繰り返しコマンドで「指定した回数分だけ繰り返し処理を行う」を選択し、
「繰り返し回数、または繰り返し配列」に、先ほど設定した変数(クラス_1年)を設定します。

繰り返しのサブコマンドを設定します。
今回は、配列型の変数"クラス_1年"で取得した生徒番号を、クラステーブルに追加します。

アプリケーションを実行します。

②リストビューの行数に基づいて繰り返し処理を行う
リストビューの行数分、繰り返します。
リストビューのすべての行または選択行を選択できます。
②‐1.すべての行を選択した場合
今回は、1年生の成績(社会の点数)を成績テーブルに追加後、評価テーブルにも追加します。

リストビューの更新確定コマンドで成績テーブルに追加します。
その後、繰り返しコマンドで「リストビューの行数に基づいて繰り返し処理を行う」を選択し、
「対象リストビュー」「繰り返し対象(今回は「すべての行」)」を選択します。

繰り返しのサブコマンドを設定します。
※今回、評価テーブルの[評定]フィールドに格納する値は、80点以上:"A"、60点以上:"B"、それ以外:"C"とします。

アプリケーションを実行します。


②‐2.選択行を選択した場合
今回は、選択した生徒の成績を成績テーブルから削除します。
まず、リストビューの設定から「選択列」のチェックボックスをONにします。


②‐1と同様に、繰り返しコマンドで「リストビューの行数に基づいて繰り返し処理を行う」を選択し、
「対象リストビュー」「繰り返し対象(今回は「選択行」)」を選択します。

繰り返しのサブコマンドを設定します。
テーブルデータの更新コマンドから削除、成績テーブルを選択し、
「更新対象レコード」に「ユーザー選択レコード」、リストビューを選択します。

アプリケーションを実行します。
削除したいデータにチェックを入れ、「登録」を押すと削除されます。

③セル範囲に基づいて繰り返し処理を行う
セルを指定し、その範囲で繰り返します。
セルを指定する際は「,(カンマ)」や「:(コロン)」を使用します。
その際、セルの名前を使用することもできます。(”セル名1,セル名2”等)
今回は、②‐2で成績テーブルから削除したデータ(下記赤枠)を、評価テーブルからも削除します。

繰り返しコマンドで「セル範囲に基づいて繰り返し処理を行う」を選択し、
繰り返したいセルの範囲を設定します。
※今回は結合されているセル(教科コンボボックス)を指定しています。その場合、結合元のセルを指定します。

繰り返しのサブコマンドを設定します。
テーブルデータの更新コマンドから削除、評価テーブルを選択し、
「更新対象レコード」に「特定レコード」、条件を選択します。

アプリケーションを実行します。

