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コマンド PDFエクスポート-Forguncy(フォーガンシー)

【コマンド】PDFエクスポート-Forguncy(フォーガンシー)

Excelライクなノーコードプログラミングツール「Forguncy(フォーガンシー)」。 今回は、PDFエクスポートについてご紹介したいと思います。

[コマンド]ー[入出力]ー[PDFエクスポート]を選択します。

任意のページの内容をPDFファイルにエクスポートします。

「PDFエクスポート」コマンドの選択画面

コマンドを設定したボタンを押すと、

「PDFエクスポート」コマンドを設定した画面

ブラウザの新しいタブにPDFがエクスポートされます。



【注意】

 ①マスターページを設定していた場合でも、エクスポートされるのは子ページのみです。

 ②表示についてはWebブラウザのポップアップブロックの設定に影響を受けます。

ブラウザの新しいタブにPDFがエクスポートされた画面

■便利な設定

①行の高さの自動調整

データの長さによって、リストビューの高さを自動調整した上でPDFに出力します。

設定しなかった場合、

行の高さの自動調整選択画面

データが見切れている項目があったとしても

データが見切れている項目がある画面

そのままの状態でPDFに出力されますが、

データが見切れたままPDF出力された画面

[PDFエクスポート]コマンドの[行の高さ自動調整]にチェックを入れると

行の高さの自動調整にチェックを入れた画面

該当する行の高さが自動調整され、PDF出力されました。

行の高さが自動調整され、PDF出力された画面

【注意】

 ①自動調整される項目は[折り返して全体を表示する]設定がされていることが条件になります。忘れずに設定しましょう。

 リボンメニューの[ホーム]から[折り返して全体を表示する]を選択することができます。

[折り返して全体を表示する]を選択する画面

 ②画面に表示されるリストビューの表示が切れないようにするには[リストビュー設定]の[行の高さを自動調整する]を有効に設定する必要があります。

[行の高さを自動調整する]を有効にする設定画面

■便利な設定

②エクスポート処理を非同期で実行

既定でチェックが入っている設定です。

この設定により、PDFエクスポートが即座に別タブで実行され、後続の処理はPDFエクスポートの完了を待たずに実行されます。

データ量が多いなど、PDFエクスポートに時間のかかる際にも役立ちます。

「エクスポート処理を非同期で実行」にチェックを入れる画面

■印刷設定について

リボンメニューの[ページ設定]から、印刷設定ができます。

印刷設定の設定画面

[印刷範囲の点線]を押すと、印刷範囲が表示されます。

印刷範囲を表示する画面

印刷範囲を選択し、[印刷範囲]ー[印刷範囲の設定]を押すと設定することができます。

(今回の場合、ページ上部のコンボボックスとボタンはPDFエクスポートされません。)

この他にも、用紙の向きや余白、ヘッダーフッターなど、office製品のように設定することができます。

印刷範囲を選択し、設定する画面

下記のように設定したサンプルです。

 [余白]:標準

 [印刷の向き]:横

 [サイズ]:A5

 [印刷タイトル]ー[タイトル行]:$8:$10

 [印刷タイトル]ー[フッター]:&Pページ

印刷範囲を設定したサンプル

【注意】

①印刷範囲に動的な要素がある場合

リストビューのように、行が動的に変化する要素が印刷範囲にある場合、PDFエクスポートではすべてのデータを出力するために行が自動的に追加されます。 

1ページに収まらない分は次のページへ表示されますので、必要に応じて 

  [印刷タイトル]ー[タイトル行]

  [ヘッダー][フッター]

を設定して下さい。



②余白について

印刷設定の余白で0を指定しても余白があるように出力されることがあります。

その場合、「水平」「垂直」のチェックボックスをオフにすることで、余白が完全に見えない状態で出力できます。

余白が完全に見えない状態にする設定画面

用紙サイズぎりぎりでPDFに出力したい場合は、上記に加え、イメージすべてが描画されるよう若干小さめにレイアウトを行いPDFを出力する必要があります。