Forguncy(フォーガンシー)で作った仕入管理システムで、グラフとピポットテーブルを作成!
Excel関数もグラフも使えて画面も変更できる、ノンプログラミングWebシステム開発ツール「Forguncy(フォーガンシー)」。
今回は、Forguncyで作成した仕入管理システムの一部を抜粋し、グラフとピポットテーブルの作成方法をご紹介します。
↓↓ 前回の記事はこちら ↓↓
今回、使用している仕入管理システムの概要をご説明いたします。
1.画面
(1)メインメニュー画面
「仕入一覧」と「仕入推移」の画面に遷移します。
(2)仕入一覧画面
仕入情報の一覧を表示します。
「仕入日」、「仕入先」、「商品名」を入力し、一覧の表示を絞り込むことが出来ます。
(3)仕入推移画面
「仕入先名別」、「商品別」、「担当者別」の推移をグラフとピポットテーブル(赤枠内)を使用し、表示しています。下図は、仕入先名別の画面です。
2.使用しているテーブル
(1)仕入テーブル
(2)仕入月テーブル
(3)仕入先テーブル
(4)商品テーブル
(5)支払テーブル
それでは早速、仕入推移画面「商品別」の画面でグラフとピポットテーブルを使用し、仕入推移情報の作成を行っていきます。
テーブルをリストビューに表示
1.ページにリストビューを作成する範囲を指定します。
2.メニューバーの「リストビューとして設定」を選択します。
3.「仕入」テーブルを選択し、「OK」ボタンを押します。
4.リストビューが作成されます。
この手順の他、クリック&ドロップで作成することも出来ます。
ナビゲーションウィンドウにあるテーブルの「仕入」をクリックし、そのままリストビューを作成する範囲までドロップします。
5.リストビューにテーブルデータを連結します。
6.「5」番を繰り返し行い、全部で3つのリストビューを作成します。
(1)グラフ用
(2)ピポットテーブル用
グラフの作成
1.画面上部にある「挿入」の「縦棒」を選択します。
2.グラフの詳細を設定します。
(1)グラフを選択後、右クリックし表示されたメニューリストから「データの選択…」を選択します。若しくは、画面上部ある「デザイン」の「データの選択」を選択します。
(2)データソースの選択を指定します。
①データソース:リストビューを指定します。
②「追加」ボタンを押し、凡例項目(系列)の設定をします。系列値には、「合計金額」セルを指定しています。
③「編集」ボタンを押し、横(項目)軸ラベルの設定をします。軸ラベルには「商品ID」セルを指定しています。
④以下の状態で「OK」ボタンを押します。
⑤レイアウトを設定していきます。画面上部にある「レイアウト」指定します。
- グラフタイトル:「その他のグラフタイトルオプション…」で「商品名別金額表」を指定。
- データラベル:データラベルの指定。データラベルの「その他のデータラベルオプション」で表示形式を指定します。
- 凡例:なし
(3)画面上部の「挿入」の「円」を指定し、棒グラフと同様に円グラフを作成します。
ピポットテーブルの作成
1.ページにピポットテーブルを作成する範囲を指定します。
2.画面上部の「ホーム」の「セル型」で「ピポットテーブル」を選択します。
3.画面右側にある「ピポットテーブルの設定」を選択し、ピポットテーブルの詳細を設定します。
(1)ピポットテーブル設定
①データソースとするリストビューには、リストビュー3の仕入テーブルを指定します。
②列、行、値に追加したフィールを設定します。
- 列:月
- 行:商品名
- 値:合計金額(合計)※合計金額のリストを表示し、「フィールドの設定」で以下を指定します。
- 「値フィールドの集計」:合計
- 書式設定:桁区切り
③マスターデータの設定
「月」の表示が仕入テーブルデータ順に依存しない為、また、その月にデータがない場合でも表示させる為にマスターデータを設定します。列には、月のリストビューを指定します。
4.画面右側の「スタイルの」設定を選択し、列幅を指定します。
ピポットテーブルが完成しました。
全体の画面が完成しました!
ほぼExcelの操作と変わらない方法で、グラフとピポットテーブルを簡単に作成することが出来ました!
他にも縦棒グラフと折れ線グラフの組み合わせ使用した複合グラフや、表示だけでなく編集するピポットテーブルを作成することが出来ます。また、クリックイベント等、様々な機能を組み合わせて使用することが出来ます。
次回は、更に機能を増やしてご紹介してみたいと思います。