PickUp Forguncyの使い方 コマンド(command)

コマンド ポップアップウィンドウの終了-Forguncy(フォーガンシー)

【コマンド】ポップアップウィンドウの終了-Forguncy(フォーガンシー)

Excelライクなノーコードプログラミングツール「Forguncy(フォーガンシー)」。 今回は、ポップアップウィンドウの終了についてご紹介したいと思います。

[コマンド]ー[画面遷移]ー[ポップアップウィンドウの終了]を選択します。

表示されているポップアップウィンドウを終了します。

[ポップアップウィンドウの終了]選択画面
[ポップアップウィンドウの終了]選択画面2

閉じるボタンのコマンドに指定することで

ポップアップウィンドウが表示された画面

ボタン押下でポップアップが閉じます。

ポップアップウィンドウが閉じた後の画面

タイトルバーの×ボタンとの違い

このコマンドを利用することで、閉じた後の親ページの値の振る舞いを選択できます。

順に解説していきます。

親ページの値の振る舞いの選択画面

①親ページへ値を戻す

親ページからポップアップ画面のセルに受け渡された値の結果を、親ページに戻します。


例:ユーザ名を変更する


親ページの[ポップアップウィンドウの表示]コマンドにW2の値(今回は「テスト太郎」)を受け渡す設定をします。

親ページのコマンドに値を受け渡す設定解説画面

ポップアップ画面の[ポップアップウィンドウの終了]コマンドの[親ページへ値を戻す]にチェックを入れます。

[親ページへ値を戻す]にチェックを入れる画面

ポップアップ画面を開いたら、

「テスト太郎」を「テスト次郎」に変更し、閉じるボタンを押します。

ポップアップ画面を開き登録内容を変更する画面

親ページに変更後の値が戻されました。

親ページに変更後の値が戻された画面

注意点

戻すことができるのは、親ページからポップアップ画面のセルへ受け渡された値のみです。

②親ページの連結データを最新の情報に更新する

例えば、ポップアップ画面でテーブルのデータを登録・更新・削除した際にその変更を反映した状態で親ページを表示することができます。


例:更新処理を行うポップアップ画面


まず、同じテーブルを参照した親ぺージ・ポップアップ画面を用意します。

そして、親ページに[ポップアップウィンドウの表示]コマンドを、[遷移先ページのデータ連結設定]を[連結データを読み込む]として設定します。

「連結データを読み込む」設定画面

次に、ポップアップ画面の更新ボタンにコマンドを2つ設定します。

まず、[テーブルデータの更新]コマンドを設定します。

[テーブルデータの更新]コマンド設定画面

続けて、[ポップアップウィンドウの終了]コマンドを[親ページの連結データを最新の情報に更新する]にチェックを入れて設定します。

[ポップアップウィンドウの終了]コマンド設定画面

ポップアップ画面の住所を修正し、更新ボタンを押下すると、

ポップアップ画面の住所を修正を行う画面

親ページのリストビューの値が最新のものになりました。

親ページリストビューの値が変更された画面

③クエリー結果を親ページに渡す

ポップアップウィンドウで行ったクエリー結果を親ページに渡します。

これによって、[ポップアップウィンドウの終了]コマンド前に[クエリー]コマンドを実行することで、親ページ側にもそのクエリ結果を反映できます。


例:ポップアップ画面上でクエリー(購入履歴をユーザIDで絞り込む)を実行し、親ページへ返す


まず、テーブルを作成します。

テーブルの作成画面

続けて、マスタ情報と詳細情報のリストビューを持った親ページを作成します。

[詳細]に[ポップアップウィンドウの表示]コマンドを、[遷移先ページのデータ連結設定]を[連結データを読み込む]として設定します。

[詳細]選択画面
[連結データを読み込む]設定画面

ポップアップ用の画面も作成します。

閉じるボタンに2つコマンドを設定します。

閉じるボタンにコマンドを設定する画面

まずは[クエリー]コマンドを設定します。

購入履歴テーブルを、ユーザマスタ_IDがポップアップのセルH2(ユーザID)と等しいレコードで絞り込むようにします。

[クエリー]コマンドの設定画面

続けて、[ポップアップウィンドウの終了]コマンドを[クエリー結果を親ページへ渡す]にチェックを入れて設定します。

[ポップアップウィンドウの終了]コマンド設定画面

すると、はじめは親ページの購入履歴にすべてのデータが表示されていますが、

はじめの親ページ画面

ポップアップ画面の閉じるボタンを押下し、親ページへ戻ると

ポップアップの表示された画面

クエリーの結果(ユーザIDと一致するレコード)が表示されます。

クエリの結果の表示画面

タイトルバーの×ボタンについて

タイトルバーの×ボタンが不要な場合、設定で非表示にすることができます。

[ファイル]ー[オプション]ー[アプリケーション設定]から[ポップアップウィンドウの閉じるボタンを表示しない]にチェックを入れます。

タイトルバーの×ボタン非表示設定画面

タイトルバーの×ボタンが非表示になりました。

タイトルバーの×ボタンが非表示になった画面