Forguncyの使い方 セル(Cell)型

セル型 複数行テキストボックスの作成-Forguncy(フォーガンシー)

【セル型】複数行テキストボックスの作成-Forguncy(フォーガンシー)

Excelライクなノーコードプログラミングツール「Forguncy(フォーガンシー)」。 今回は、複数行テキストボックスの基本的な使い方についてご紹介したいと思います。

■複数行テキストボックスとは

複数行で値を入力する、またはデータ表示などを行う部品です。

複数行テキストボックス

セルを選択して[ホーム]→[セル型]のドロップダウンリストから[複数行テキストボックス]を選択します。

選択したセルが複数行テキストボックス型になります。

[複数行テキストボックス]を選択

プログラムを実行すると、複数行テキストボックスが表示され、入力が可能な状態です。

値が横幅を超える場合は折り返して入力、表示されます。

プログラムを実行すると、複数行テキストボックスに入力ができます。

[Alt] +[Enter]で改行できます。

改行された複数行テキストボックス

値が縦幅を超える場合は、スクロールバーが表示されます。

スクロールバーが表示された複数行テキストボックス

値の入力時に実行されるコマンドを設定します。

右ペインの[セル型]タブの「コマンド」で処理を登録します。

[セル型]タブの「コマンド」

「コマンドの選択」ドロップダウンリストから処理を選択します。

ここでは「セルプロパティの設定」を選択します。

「セルプロパティの設定」を選択

値が入力されたら、背景色が変更されるようにします。

対象セルに複数行テキストボックスのセル[B2]、プロパティの種類に背景色、設定値に色を指定し、OKボタンで登録します。

コマンドの選択

右ペインの[セル型]で「透かし文字」を設定しておきます。

「透かし文字」を設定

プログラムを実行すると、複数行テキストボックスに透かし文字が表示されています。

値を入力すると、背景色が変更されます。

複数行テキストボックスに透かし文字が表示されている

テーブルのカラムとデータ連結することで、テーブルデータの操作を行えます。

右ペイン[データ連結]タブの「データソース」でテーブルを、「連結フィールド名」でカラムを指定します。

「データソース」でテーブル、「連結フィールド名」でカラムを指定

入力した値をテーブルに更新・追加する操作は、通常はボタン等の別の部品にコマンドを設定して実行します。

「登録」ボタンにコマンドを設定
「コマンドの選択」、テーブルデータの更新

プログラムを実行し、複数行テキストボックスにテキストを入力した後、「登録」ボタンを押下します。

配置したい範囲をセル選択した後、セル型から対象の部品を指定します。

テーブル1の「作成方法」に複数行テキストボックスに入力した値が追加されています。

複数行テキストボックスに入力した値が追加されている

複数行テキストボックスにデータ連結をしただけでは、テーブルデータの表示はされません。

テーブルデータには複数行あるため、表示させる行を判断するためにカレントレコードを設定する必要があります。

複数行テキストボックスに入力した値が追加されている

・リストビューを使用
 テーブル1にデータ連結したリストビューを設定します。

「データソース」テーブル1
ボタン、チェックボックスグループ
セル名称「ボタン」

プログラムを実行すると、リストビューにデータが読み込まれ、リストビューのカレントレコードと同じ行の「作成方法」が複数行テキストボックスにも表示されます。

セル名称「チェックボックスグループ」

リストビューのカレントレコードを移動すると、複数行テキストボックスにも同じ行の値が表示されます。

・コマンド「カレントレコードの設定」を使用
 ※このコマンドを使用するには、プラグイン「カレントレコードの設定コマンド」のインストールが必要です。

プラグインの「カレントレコードの設定」を選択

ページにリストビューが無い場合に、コマンドでカレントレコードを設定することができます。

右ペインの[ページ設定]タブから「ページロード時のコマンド」で処理を登録します。

ページロード時のコマンド

コマンドの選択で「カレントレコードの設定」を選択します。

※プラグインがインストールされていない場合、このコマンドは表示されません。

カレントレコードの設定

「設定するカレントレコードを特定する条件」で、対象テーブルに「テーブル1」、条件に「ID=3」を登録します。

設定するカレントレコードを特定する条件

プログラムを実行すると、テーブル1のカレントレコードに「ID:3」のレコード設定がされ、その行の「作成方法」の値が表示されます。

作成方法の値が表示される